Dynamic Trade(ダイナミックトレード)の評判は?辛口で切り込み
最近当サイトに「Dynamic Trade(ダイナミックトレード)」という海外FXブローカーについて多くの問い合わせが寄せられています。
そこで管理人がDynamic Tradeを調査し、実際に口座を開設して取引してみました。ここではその所感をレビューしていきたいと思います。
結論から言うと、Dynamic Tradeのスペックはわざわざ口座するに値しないだろうと感じました。
というのも、
- 日本語サポートは充実しているように見えて一向に繋がらない
- 「タイトな固定スプレッド」をウリにしてるのにスプレッドは狭くないし、スキャルピングも不可
- ハイレバで資金効率が魅力の海外FXでロスカット水準100%
- 「信託保全」を謳ってるのに資金の保証を明記していない
などダイナミックトレードがウリにしている点と、実情に大きな矛盾・乖離があったためです。
ダイナミックトレードが抱える4つの矛盾に切り込む
冒頭で紹介したDynamic Tradeが抱える4つの矛盾について解説していきます。
管理人としては「何で?」の連続でした。本来は取引する上でメリットになるような要素が、ことごとくつぶされています。
日本語サポートが充実しているように見えて一向に繋がらない
公式サイトを見る限りでは、Dynamic Tradeの日本語サポートは充実していると言えます。
受付時間 | 問い合わせ先 | |
---|---|---|
電話 | 平日15:00~24:00 | 03-4550-1416 (または03-4520-8111) |
ライブチャット | 14:00~23:00 | 公式サイト内 |
Eメール | 24時間 | customer.service@dynamictrade.jp |
Dynamic Tradeでは電話・ライブチャット・Eメールの3つの問い合わせ方法に対して日本語で応対してくれるようです。特に日本語の電話に対応している海外FX業者は珍しいので、サポート体制はかなり手厚いかのように見えます。
しかし実際に上記番号に問い合わせてみたのですが、連絡は取れず終いでした。
1週間のうち、平日毎日受付時間内に電話をかけましたが、常に「ただいま電話が混み合っております」で繋がる気配なし。メールに関しては、いまだに返信がかえってきていません。
しかも、日本語ライブチャットは現在休止中です。ライブチャット画面に進んでも、下記のように問い合わせフォームに飛ばされてしまいます。
問い合わせが殺到してサポートの手が回らなくなっているだけかもしれませんが、管理人の所感としてはDynamic Tradeの日本語サポートは「お飾り」のように感じました。
「タイトな固定スプレッド」をウリにしているのにスキャルピング禁止
Dynamic Tradeは公式ホームページでタイトな固定スプレッドをウリにしています。どうやらスプレッドの狭さには自信があるようです。
「スプレッドが狭い」となると頭に浮かぶのはスキャルピングですよね。超短期売買で数時間のうちに数十回取引するスキャルピングをするなら、スプレッドが狭い海外FXブローカーを利用すべきです。
しかしDynamic Tradeでは肝心のスキャルピング取引が制限されます。なんと「注文してから120秒以内の取引を無効」にしています…!
実際に管理人自身も試してみましたが、たしかに利益が出ている状態で注文から120秒以内に決済しようとしてみましたが約定されませんでした。
間違って注文をしてしまっても、120秒たたないと決済できません。これはかなりのデメリットと言えるでしょう。
そもそもDynamic Tradeのスプレットはそんなにタイトじゃない
スキャルピングを制限していても「スプレッドが狭い」ことはそれ自体に価値があります。「スプレッド=取引コスト」なので、スプレッドは狭いに越したことはありません。
しかし、Dynamic Tradeのスプレッドはそもそも狭くありませんでした。
以下がDynamic Tradeの口座タイプ別主要通貨ペアのスプレッドになります。(Dynamic Tradeは全口座固定スプレッドです)
Discovery口座 (初回入金2万円~) |
GOLD口座 (初回入金10万円~) |
VIP口座 (初回入金100万円~) |
|
---|---|---|---|
ドル円 | 3pips | 2pips | 2pips |
ユーロ円 | 3pips | 2pips | 2pips |
ポンド円 | 6pips | 5pips | 5pips |
ユーロドル | 3pips | 3pips | 2pips |
ポンドドル | 3pips | 3pips | 2pips |
初回入金額が多いほどスプレッドが狭くなっているようですが、100万円入金してもドル円の固定スプレッドは2pips。同じく固定スプレッド制のiFOREXは初回入金額に下限がない上、ドル円1.8pipsのスプレッドで取引できます。(iFOREXの評判はこちら)
スキャルピングを制限する以前の問題で、そもそもDynamic Tradeでスキャルピングをするメリットはありませんね。
「信託保全」を謳っているのに資金の補償を明記していない
信託保全とは「FXブローカーが倒産した際に口座に預けていた資金が補償される」顧客資金の保護の制度のこと。
ダイナミックトレードは公式ホームページで大々的に信託保全があることを明記しています。
しかし該当箇所を見たところ、口座資金がどの程度の金額まで補償されるかは明記されていません。
(例えば信託保全がある海外FXブローカーXMでは「最大200万ユーロまで」のように、補償される金額を明記しています。→XMの評判はこちら)
一方で信託保全がある「はず」のDynamic Tradeでは、明記されているのは「顧客資金を分別管理している」という事実だけで、資金の補償に関してはノータッチです。
実際にDynamic Tradeが倒産しない限り、真実は闇の中ですが、公式ホームページをみると顧客資金が補償されているかどうかは怪しい度言わざるを得ません。
ライセンスも本当に取得しているか怪しい
Dynamic Trade運営ライセンスはMiFiDから規制を受けているだけ。
MiFIDライセンスはに登録するためには「ホーム国でライセンスを取得している」必要があるのに、MiFiD単一でライセンス登録しているのはおかしな話です。(参考:金融庁『主要国・地域の運用業規制に関する調査研究に関する調査研究』の「Ⅲ.欧州における運用業規制」)
信託保全のことも踏まえると、Dynamic Tradeの信頼性はそこまで高くないといえるでしょう。
ハイレバで資金効率が魅力の海外FXでロスカット水準100%
海外FX取引の醍醐味はハイレバレッジを利用した資金効率といっても過言ではありません。
400倍以上のレバレッジを効かせて、大きなポジションをもつために海外FXで取引している方も多いでしょう。
たしかにDynamic Tradeも最大400倍のレバレッジを利用することができます。「レバレッジ400倍」は海外FXブローカーの中でも平均的なので、そこまでデメリットにはなりません。
しかし、問題なのはロスカット水準です。Dynamic Tradeは証拠金維持率が100%以下になるとポジションが強制決済されてしまいます。
証拠金維持率が100%以下でロスカットされてしまうということは、口座資金いっぱいにレバレッジをかけてポジションを持った瞬間にロスカットです。ポジションを持つとスプレッド分だけ証拠金維持率が低くなるので、証拠金維持率100%を割り込んでしまいます。
強制ロスカットを避けるためには、口座資金に余裕を持ってポジションを持たななければいけません。Dynamic Tradeで取引すると「少ない資金で大きなポジションを持てる」という海外FXのメリットが半減してしまいます。
Dynamic Trade唯一のメリットはリスクフリー5!
ここまでいいところなしのDynamic Tradeですが、一点だけ他の海外FXブローカーには見られないユニークなメリットがあります。それがDynamic Tradeの「リスクフリー5」。
リスクフリー5とは口座を開設してから5回目まで取引の損失をカバーしてくれる制度のこと。
例えば、20.000円入金して10.000円損してしまった場合、通常なら口座残高は「20.000円−10.000円」で10.000円になるところですが、リスクフリー5があるDynamic Tradeでは、口座残高は取引前の20.000円のままです。
さらにリスク0で取引できる一方、取引で利益が出た場合は出金できます。
リスクフリー5の利用方法
Dynamic Tradeは海外FXで主流になっているMT4プラットホームの他に独自の「PROfit」というプラットホームを用意していますが、リスクフリー5は「PROfit」プラットホームのみ対応しています。残念ながらMT4プラットホームは対応していません。
ただ、実際に「PROfit」プラットホームで取引してみましたが、MT4同様に画面レイアウトが自由にカスタマイズできたり、チャートをドラッグ&ドロップで動かせたりできるので、特に問題はないでしょう。
「PROfit」でアカウント登録して200ドル(2万円相当)を入金すれば、自動的にリスクフリー5が利用できる状態で口座開設されます。下記画像の盾マークがリスクフリー5が利用できるサインです。
リスクフリー5の注意点
- レバレッジは最大20倍
- ポジション量は「4000通貨~10000通貨」に制限
- ポジションは2日以上保持できない
- 利益の出金は計25回の取引後に可能
リスクフリー口座では、レバレッジやポジション量が制限されます。最大レバレッジは20倍で、持てるポジションは最低で4000通貨、最大で10000通貨です。
またポジションは2日以内にクローズする必要があります。決済し忘れた時はエントリーしてから72時間以内に強制決済されるので気を付けてください。
利益の出金は「5回のリスクフリー取引+20回の通常取引」の計25回の取引した後に可能です。
「リスク0口座」と口座開設ボーナスを比較してみた
リスク0で海外FXのリアルトレードを体感する方法として、他にもXMが提供している未入金の口座開設ボーナスがあります。それぞれの特徴を比較してみました。
Dynamic Trade(リスクフリー5) | XM口座開設ボーナス | |
---|---|---|
取引に必要な資金 | 最低200ドル(2万円相当) | 0円 |
リスク0で取引できる期間 | 5回のポジション取引まで | ボーナス(3000円分)がなくなれば終了 |
レバレッジ | 最大20倍 | 最大888倍 |
最大取引枚数 | 1万通貨 | 制限なし |
利益の出金 | 可能 | 可能 |
Dynamic Tradeは、レバレッジ制限、最大取引枚数の縛りがきつすぎて海外FX口座の醍醐味を無償で味わうことは難しいですね。
ただリスクはないので、取引ツールの使用感や、スプレッド・約定力を試してみたいという方には良いかもしれません。
Dynamic Tradeの統括
「お飾りの日本語サポート」「スキャルピングができない」「ポジってから120秒間は決済できない」「ロスカット水準100%」と取引の自由度はかなり狭い海外FXブローカーであるといえます。
海外FXに慣れた方なら取引環境に物足りなさを感じるでしょう。
統括としてはDynamic Tradeで口座を開設するくらいなら、別のもっとハイスペックな業者で口座開設する方が賢明です。
口座名 | 最大レバレッジ | 日本語サポート | ドル/円スプレッド | 最小取引単価 |
---|---|---|---|---|
888倍 | ◎ | 1.0pips~ | 100通貨 |
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