FX海外口座、7つのデメリットとリスク。海外FX歴10年の管理人が正直に解説
海外FXのデメリットとリスクを本音でまとめました
ここでは海外FXを使って10年目の管理人が、海外FX業者のデメリットとリスクについて正直にお伝えします。
しっかりと海外FXのデメリットも理解していただいた上で取り組んでいただければ幸いです。
目次
1.安全性が不透明な業者が混じっている
海外FX業者を利用するにあたって1番の心配どころは、安全性だと思います。
おそらく海外FX業者で口座開設するのに、躊躇してしまう多くの人の最大の理由の一つでしょう。
これは国内FX業者にもいえることですが、残念ながら、海外FX業者の安全性は業者ごとに異なってしまいます。
優良な海外FX業者が存在する一方、トレーダーの金を持ち逃げすることを前提に設立された詐欺海外FX業者が存在するのも事実なんですね。
安全性を確認する一つの方法としてはあげられるのは、その海外FX会社がどこの金融監査機関に登録されているかを確認すること。
登録先として多いのは以下のとおり。
- キプロス証券取引委員会(Cysec)
- モーリシャス共和国金融庁 (FSC)
- ニュージーランド証券投資委員会(FSPR)
- BVI(英国領ヴァージン島)
これらの金融機関は一定の基準をクリアしないと登録はできないので、登録してる海外FX業者には一定以上の信頼性があるといえます。
(※当サイトで紹介している海外FX業者はいずれかの監査機関に登録されています。)
より安全に海外FXで取引したい方はライセンスの登録先に注目
より信頼できる業者で安全に取り引きしたいなら審査基準がより厳格な金融ライセンスに登録している海外FXブローカーを選ぶようにしましょう。
例えば、英国FCAライセンス。
FCAライセンスは海外FX業者の登録先ライセンスとして、最も厳しい審査で知られています。
(→海外FXのライセンスについて詳しく知りたい方はこちら)
信頼できる海外FX業者の見分け方は本当に信頼・安心して取引できる海外FX業者はどこ?5つの基準で考察!で詳しく解説しています。
2.海外FX業者は信託保全が義務化されていない
信託保全とはFX会社が、顧客から預かった資金を信託銀行の口座で管理すること。
信託保全されていると、FX会社が万が一破産・倒産しても、業者に預けていたトレーダーの資産は返金されます。
日本国内のFX会社では信託保全が義務付けられています。
なので、万が一国内FX業者が倒産したとしても、トレーダーの資産は守られ、返金されます。
しかし、上記にもあるように海外FX業者ではそれぞれの国によって基準が違うため、必ずしも信託保全がされているわけではありません。
信託保全は各々の海外FX業者が個別に判断しているんですね。
多くの海外FX業者が採用しているのが分別管理と呼ばれるもの。
分別管理とは、FX会社の資産と、顧客の資産を別々の管理におくことです。
分別管理の下では顧客資金の補償は約束されていません。
なので、資金の安全性を重視する方にとってはデメリットになってしまうかもしれません。
信託保全採用の業者を選択すれば問題なし
信託保全が義務化されていないといっても、中には自ら信託保全を導入している海外FX業者も存在します。
資金の安全性を優先する方は、これらのブローカーを選ぶようにしましょう。
海外FX業者 | 信託保全内容 |
---|---|
XM | 残高分を全額信託保全 |
LAND FX | 5万ユーロ(約650万円)まで信託保全 |
AXIORY | 入金額分を全額信託保全(利益額は対象外) |
TitanFX | 全額信託保全 |
Tradeview | 3.5万ドル(約350万円)まで信託保全 |
FBS | 全額信託保全 |
iFOREX | 2万ユーロ(約260万円)まで信託保全 |
3.海外FX業者はスプレッドが広め
約定方式の違いから、海外FX業者のスプレッドは国内FX業者よりも広めに設定されています。
「呑み」行為をしているSTP方式の国内業者とは違い、NDD方式の海外FX業者では唯一利益を生み出すのが顧客のスプレッド。
国内FX業者よりも、スプレッドをやや広めに設定せざるを得ないのが現状です。
今まで国内FX業者を利用していた方にとってはデメリットに感じてしまうかもしれません。
国内FX業者と海外FX業者の注文方式の違いについてはインターバンク直結 海外FXのNDD方式とは?で詳しく解説しています。
海外FX業者のスプレッド水準は向上傾向
一昔前までは『海外FXは、ハイレバレッジの代償として広いスプレッドを仕方なく受け入れる』ことが常識でした。
(まだ今みたいに多くの海外FX業者がなかった時代です。選択肢はiForexくらいでした、懐かしい。)
しかし、海外FX業者のスプレッド水準はここ数年でかなり狭くなってきています。
国内FX業者に追い付け・追い越せのタイトスプレッドを提供している業者も存在します。
例えば、2014年に運営を開始した新興ブローカーTitanFX。
ZEROブレード口座と呼ばれる口座タイプのスプレッドはめちゃくちゃ狭いです。
(もちろん海外FX業者なので最大レバレッジ500倍、追証なし)
以下では、元AKB48の大島優子さんを宣伝モデルとして使っている、国内FX業者大手の外為オンラインとTitanFXの平均スプレッドを比較してみました。
【平均スプレッド比較】外為オンラインとTitanFX
通貨ペア | ||
---|---|---|
USD/JPY | 1.00pips | 1.03pips |
EUR/JPY | 2.00pips | 1.44pips |
GBP/JPY | 3.00pips | 2.15pips |
AUD/JPY | 3.00pips | 1.82pips |
EUR/USD | 1.00pips | 0.90pips |
GBP/USD | 3.00pips | 1.27pips |
AUD/USD | 2.00pips | 1.22pips |
このように、ドル円以外の通貨全てTitanFXの方が狭いんですね。
当サイトの本当のスプレッド比較ランキングでも堂々のNo.1で、海外FXの中では随一の低スプレッドを誇ります。
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4.利益を出しすぎると税金の支払いがキツい
海外FXで利益を出した場合、税金の計算が国内FXと異なります。
国内FXの場合は、利益額に関わらず、一律税率20%の税金が課せられます。
しかし、海外FXは累進課税方式が採用され、儲ければ儲けるほど多くの税金を持っていかれてしまいます。
- 195万円以下→15%
- 195万円~330万円→20%
- 330万円~695万円→30%
- 695万円~900万円→33%
- 900万円~1800万円→43%
- 1800万円以上→50%
このように、年間の所得が330万円を超えてくると税率20%オーバーになってしまいます。
海外FXで総収支300万円を超え始めたところで、その資金を軍資金にして、国内FXに移行するのがオススメです。
5.海外FXは損益通算ができない
国内FXでは前年度で負け越していた場合、前年の損失を繰り越して、今年の利益と相殺することができます。
しかし、海外FXの利益は雑所得に分類されるため、年をまたいで損失を繰り越すことができません。
前年度にどれだけ負けていようとも関係なく、1年単位で生じた利益額がそのまま課税対象になるため注意が必要です。
最近話題の仮想通貨の損益と同じ扱いですね。
海外FXの税金について詳しく知りたい方は海外FXの税金2017『確定申告は総合課税』で詳しく解説しています。
6.出金時に海外送金の手数料がかかる
入金時の手数料は無料にしている海外FX業者がほとんどですが、出金時にはどうしても手数料がかかってしまいます。
手数料の発生タイミングとしては以下の2通り。
- 海外FX業者から中継銀行に送金したとき
- 中継銀行から、国内の指定銀行口座に送金したとき
『1.海外FX業者から中継銀行に送金したとき』にかかる手数料は、ほとんどの海外FX業者で負担をしてくれます。
しかし、『2.中継銀行から、国内の指定銀行口座に送金したとき』にかかる手数料は、自己負担。
3000円~4000円程、海外送金の手数料がかかってしまいます。
7.出金依頼から口座反映までタイムラグがある
海外FX業者から出金する場合、海外からの送金になるためタイムラグがあるのもデメリットです。
出金依頼から着金までのスピードは業者によってマチマチ。
出金スピードが早い業者でも、最短で2営業日程度、遅い業者だと7営業日ほどかかってしまいます。
デメリットをよく理解した上で海外FXトレードを
このように、海外FXには特有のデメリットがあります。
ただし、私が海外FXトレードに取り組んでいるのは、デメリットを上回るメリットが存在するからに他なりません。
こちらの記事”海外FXのメリット“も合わせて読んでみてください。
メリット・デメリットをよく理解した上で、海外FXトレードをやるかどうか判断しましょう。
口座名 | 最大レバレッジ | 日本語サポート | ドル/円スプレッド | 最小取引単価 |
---|---|---|---|---|
888倍 | ◎ | 1.0pips~ | 100通貨 |
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