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FXnetの評判はいかに?スプレッドやボーナスをXMと比較してみた。

キプロスに拠点を置き、2012年に創業開始した振興ブローカーFXnet。

日本語サポートが充実していることから、口座を開設する日本人トレーダーが増えているようです。

きっとこのページをご覧のみなさんもFXnetの評判が気になって訪れた方が多いことでしょう。

そこで今回は、FXnetが本当に海外FX業者の中で競争力があるブローカーなのか、日本人に最もなじみの深いXMと比較しながら見ていきたいと思います。

「海外FX初心者の方にとってオススメできるブローカーなのかどうか?」

「海外FX中級者、上級者にとってはどうか?」

という二点の項目から比較しました。

※FXnetにはスタンダード口座、VIP口座、プラチナ口座の3種類が用意されており、3つの口座タイプは以下のように初回最低入金額とスプレッドが異なります。

 口座タイプ  スタンダード口座 VIP口座 プラチナ口座
 初回最低入金額  5000円 5万円  10万円
参考スプレッド(ドル円平均スプレッド)   2.6pips  2.2pips  0.8pips(+手数料1.2pips)

そこで今回の比較では、初心者向けの比較項目では最低入金額が最も安いスタンダード口座、中級者・上級者向けの比較項目ではスプレッドが最も狭いプラチナ口座を引き合いに出しています。

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FXnetとXM、初心者向け海外FXブローカーはどっち?

まずFXnetとXMを、海外FX初心者の方が気になる以下の4項目で比較してみました。

  • 日本語サポート
  • 信頼性・安全性
  • 取引の手軽さ
  • 少額取引

日本語サポートで比較

取引する上でわからないことがあったり、トラブルが発生した時に頼りになるのが日本語サポートです。

fxnetのロゴ xmのロゴ
電話  ×  ×(英語は可)
Eメール ○(24時間受付) ○(24時間受付)
ライブチャット ○(平日16時~0時) ○(平日9時~21時)
コールバック

日本語サポート体制ではほぼ互角でした。対応している日本語サポートはEメールとライブチャットにコールバックです。

FXnetでもXMでも日本語サポート体制に関しては心配する必要ないでしょう。

信頼性・安全性で比較

信頼性は、金融機関に認められたブローカである証であるライセンスの数を、安全性については顧客の資金がしっかり守られているかという点で信託保全の有無、投資金以上の損失が発生しないかどうかという点でゼロカットシステムの有無比較しています。

また業者の運営実績という点で運営開始年月もあわせて比較項目にしました。長く運営されている方が安心して利用できるブローカーということになります。

 fxnetのロゴ xmのロゴ
ライセンス数  7個 12個
信託保全 最大2万ユーロ 最大2万ユーロ
運営開始 2012年 2009年
ゼロカットシステム 対応 対応

どちらも最大2万ユーロ(260万円相当)の信託保全があるので取引資金は安全ですが、両者の間にはライセンス数に若干の開きがあります。

登録しているライセンスが多いほうが、多くの金融機関から厳しくチェックされていることになるので、XMの方がやや信頼性が高いといえるでしょう。

ただFXnetも決して信頼性が低いわけではありません。「登録ライセンス7個」というのは海外FX業者の中では多いほうです。

追証請求に関してはどちらもなしのゼロカットシステムを採用しているので、投資金以上の損失はありません。

取引の手軽さで比較

海外FX初心者の方なら「とりあえず海外FXの取引を味わいたい」という方も多いのではないでしょうか。

まず口座開設ボーナスがあるブローカーなら、口座を開設するだけで未入金でも実際の取引を体感することができます。また入金するとなれば、より少ない入金、より少ない取引枚数でトレードできる方が取引の手軽さが高いといえます。

また、少額投資で様々な通貨を取引できる「最小取引枚数(最小LOT数)」を加え、「口座開設ボーナス」「初回最低入金額」という3点で取引の手軽さを比較しています。

 fxnetのロゴ xmのロゴ
口座開設ボーナス  なし 3000円
初回最低入金額 5000円 500円
最小取引枚数 1000通貨 1000通貨

※1ドル=100円で計算しています。

最小取引手数料は両社とも1000通貨で互角ですが、取引の手軽さをトータルで考えた場合XMの勝利。

FXnetの初回入金額5000円というのも決して高いハードルではありませんが、XMほど手軽に取引できるブローカーというわけではありません。

ボーナス・レバレッジで比較

少額でも満足に取引できるかどうかという「資金効率」の観点から入金ボーナス最大レバレッジ、ロスカット水準を比較しました。入金ボーナスが多ければ多いほど、少額入金でもガッツリ取引の証拠金を確保でき、利用できるレバレッジが大きいほど、大きなポジションで取引することができます。
また、ロスカット水準が低いほど、ハイレバで取ったポジションを長くもつことが可能です。

 fxnetのロゴ xmのロゴ
入金ボーナス  基本的になし(※) 入金額の100%ボーナス
最大レバレッジ 500倍 888倍
ロスカット水準 50% 20%

(※)FXnetは期間限定で30%の入金ボーナスを実施する場合あり

入金ボーナス、最大レバレッジ、ロスカット水準ともにXMの圧勝です。

例えば1万円の資金で取引する場合、XMではボーナスで取引資金が2倍の2万円になり、フルレバをきかせればドル円通貨ペアで約18万通貨まで持つことができるのに対し、FXnetでは3分の1以下の5万通貨までしかもつことができません。

少額でもより大きなポジションをもって取引できるのはXMです。

基本スペックはほぼ互角かややXM有利

「どちらが海外FX初心者向けのブローカーなのか」という項目4つの比較結果をおさらいしましょう。

  • 日本語サポートの充実→互角
  • 信頼性・安全性→XMがやや優勢
  • 手軽に取引できる→XMの勝利
  • 少額でも取引を楽しめる→XMの勝利

となりました。

日本語サポートの充実度はほぼ互角で、信頼性・安全性にもそれほど差は出ませんでしたが、取引の「とっつきやすさ」が違います。

XMは口座開設するだけで3000円分取引することができ、初回入金も500円から取引可能です。また少ない資金でもXMの方が大きなポジションをもつことできますね。

海外FX中級者、上級者に大事な取引環境で比較

海外FX初心者の方が気になるような項目ではXMの勝利に終わりましたが、他の項目ではどうなのでしょうか。

「日本語サポートや信頼性はどうでもいいから、取引条件が優秀なブローカーがいい」という方もいらっしゃるかもしれません。

そこで「スプレッド」「約定力」「大口取引」「取り扱い銘柄数」の4項目で比較しました。

結論から言うと、

  • スプレッド→引き分け
  • 約定力→ほぼ互角
  • 大口取引→XMの勝利
  • 取扱い銘柄数→FXnetの勝利

という結果になりました。

では比較の様子を詳しく見ていきましょう。

スプレッドで比較

下記はFXnetのプラチナ口座とVIP口座、XMのスタンダード口座における主要通貨ペアの平均スプレッドになります。

fxnetのロゴ
プラチナ口座(※)
fxnetのロゴ
VIP口座
xmのロゴ
スタンダード口座
ドル円 2.0pips(平均値) 2.2pips(平均値) 2.0pips(平均値)
ユーロ円 2.0pips(平均値) 2.6pips(平均値) 2.7pips(平均値)
ポンド円 2.4pips(平均値) 3.3pips(平均値) 4.0pips(平均値)
ユーロドル 1.5pips(平均値) 2.2pips(平均値) 1.8pips(平均値)
ポンドドル 1.7pips(平均値) 2.5pips(平均値) 2.6pips(平均値)

※FXnetのプラチナ口座は往復で1.2pipsの取引手数料が発生するので「平均スプレッド+取引手数料」の値を記載しています。

通貨ペアによって多少バラつきがありますが、概ね「FXnetプラチナ口座→FXnetVIP口座→XMスタンダード口座」の順にスプレッドが狭くなっています。

冒頭で述べた初回最低入金額の違い(プラチナ口座10万円、VIP口座5万円)を加味すると、スプレッドで選ぶなら「取引資金が10万円未満→XMのスタンダード口座 取引資金が10万円以上→FXnetのプラチナ口座」がオススメです。

取引資金がいくらあるかによってスプレッドが狭い口座が異なるので、スプレッドの勝負は引き分けにしておきます。

約定力で比較

約定力に関しては、管理人自身が実際に取引してみた体感で比較しています。

 fxnetのロゴ xmのロゴ
約定スピード  ◎
スリッページ 時々すべる ほとんどなし
リクオート なし なし

どちらもクリック注文した瞬間に注文が処理され、リクオートは全く気になりませんでした。

ただFXnetでは、時々スリッページが起きます。(NDDなので取引に有利なスリップもあります。)

FXnetとXMの約定力は高い水準で拮抗しているように感じました。

大口取引で比較

取引資金に余裕がある方なら「かなり大きなポジションを持って取引したい」と考えるかもしれません。大きなポジションをもって取引したほうが、小さな利幅を抜いただけでもある程度利益が見込めますからね。

そこでどれくらいの大口取引まで可能なのか、最大取引可能lot数(最大取引枚数)で比較しました。

 fxnetのロゴ xmのロゴ
最大取引lot数  20lot(200万通貨) 50lot(500万通貨)

FXnetは最大で200万通貨のポジションしか持つことができない一方で、XMは最大500万通貨までポジションを持つことができます。

取扱い銘柄数で比較

fxnetのロゴ xmのロゴ
FX通貨ペア数 48種類 57種類
CFD銘柄数 88種類 37種類
貴金属 6種類 4種類
合計取扱い銘柄数 142種類 98種類

唯一取扱い銘柄数だけはFXnetが一矢報いています。FXnetの方が幅広い商品の中から自分が取引する商品を選択することができ、【Amazon】や【Facebook】などの一般株も取引することができます。

珍しい商品を取引するためのサブ口座としてなら、FXnetに口座開設する価値がありそうです。

海外FX初心者はXM!中級者以上ならFXnetに口座開設の価値あり

FXnetは日本語サポートが充実しており信頼性も低くないので、決して悪い業者ではありませんでした。

しかし、「気軽に取引できる」という点や「少額でも取引が楽しめる」という点が少し弱い気がします。「片手間に取引したい」と思っている方や取引資金が少ない方は満足に取引することができないでしょう。

今回比較対象に挙げたXMは初心者向け海外FX業者としてFXnetの上位互換になっています。口座を開設すれば入金せずとも取引を始めることができる上、少ない資金でもより多くのポジションをもって取引することができます。

ただ海外FX中級者以上の方に焦点をあてると、FXnetにも見どころがあります。

取引資金が豊富にある方なら、約定力が高くてスプレッドの狭いFXnetのプラチナ口座で取引コストを抑えたスキャルピングも可能な上、一般株など幅広い商品を取引できます。

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