海外FXの固定スプレッドと変動スプレッドって?どっちがお得?メリットデメリットを比較!
FX取引においてトレーダーが重視する項目の1つがスプレッド。トレーダーはスプレッドを加味しながら自分の利益を計算して売買注文しなければなりません。
海外FX業者のスプレッドは2種類あります。変動スプレッドを採用している業者がほとんどですが、国内業者のように固定スプレッドを採用している業者もあります。
- 変動スプレッド・・・一定の幅(最小値と最大値の間)で絶えずスプレッドが変化(業者:XM、LANDFX、AXIORYなど)
- 固定スプレッド・・・スプレッドは常に一定(業者:iFOREX,Dynamic Trade,IFC Marketsなど)
そこで気になってくるのは、「固定スプレッドと変動スプレッドってどっちがイイの?」ということではないでしょうか。
結論からいうと、どちらのスプレッド方式が有利になるかはトレーダーのトレードスタイルに依存します。それぞれにメリット・デメリットがあるため一概には甲乙つけがたいのです。
当ページでは、取引手法に応じてどちらのスプレッド方式が有利になるのか解説し、それぞれオススメの業者も紹介します。
目次
とにかく狭いスプレッドで取引したい方は変動スプレッド!
まず皆さんが気になるのは単純に「どっちがスプレッドが狭いのか」ということですね。
FXトレーダーの脳内には「スプレッド=狭い方がいい」というロジックがインプットされていることでしょう。
では、絶えず変化する値と常に一定の値をどのように比較すればいいのでしょうか?
変動スプレッドの代表値には平均値を!
変動スプレッドの参考数値として、各業者の公式ホームページ等にはスプレッドの最小値が記載されていることが多々あります。
しかし、この最小値は大きな落とし穴。スプレッド比較の際に参考にしてはいけません。
みなさんはすでに日常生活のなかで「最小値が罠」であることに気付いていることでしょう。
「SALE!有名ブランドデニム1本10,000円から」という広告を見て実際に店に足を運んでみたら、実際に1万円のデニムは数本で店全体では2万円くらいの価格帯のものが多かった。
このような経験をしてガッカリしたことがある方も多いのではないでしょうか?
スプレッドについても同じことが言えます。大事なのは最安値よりも全体的にどれくらいの値を提示することが多いのかということ、つまり平均値です。
変動スプレッドの平均値と固定スプレッドを比較することで、実質的にどちらのスプレッドが狭いのかがわかります。
変動スプレッドと固定スプレッドのスプレッドを比較
変動スプレッドの平均値と固定スプレッドの値を比較してみます。公平性を期すため、スプレッドにあまり力入れてない2業者(XMとiFOREX)でスプレッドを比較。XMは変動スプレッド、iFOREXは固定スプレッドを採用しています。
変動スプレッドと固定スプレッドの比較表
業者名 | XM(スプレッド平均値) | iFOREX(固定スプレッド) |
---|---|---|
ドル/円 | 2.0pips | 1.8pips |
ユーロ/円 | 2.7pips | 1.8pips |
ポンド/円 | 4.0pips | 5.0pips |
オージードル/円 | 4.7pips | 5.0pips |
ユーロ/ドル | 1.8pips | 1.8pips |
ポンド/ドル | 2.6pips | 3.0pips |
オージードル/ドル | 2.2pips | 3.0pips |
このようにほぼすべての主要通貨ペアにおいて変動スプレッド採用のXMに軍配があがります。またTitanFXやAXIORYなどスプレッドに力を入れている業者は変動スプレッドを採用している傾向があります。
これらのことから、通常取引においてスプレッドの狭さを重視するトレーダーにとっては変動スプレッドが有利なのがわかりますね。
値動きの大きな時などの取引には固定スプレッド!
スプレッドが比較的広めだからといって固定スプレッドをないがしろにすることはできません。
実は固定スプレッドが有利に働く局面もあり、それが大きな値動きが見込まれる時。
具体的には経済指標発表時や政府の要人の重要な会見が行われた時がこれにあたります。
注文が殺到し、取引の流動性が失われる
大きな値動きが見込まれる時には、以下のような流れで取引の流動性が失われてしまいます。
- 多くのトレーダーがここぞとばかりに注文を出し合う
- 普段とは比べ物にならない大量の注文によって取引サーバーが混雑する
- 業者が効率よく注文を捌けなくなり、FX市場全体の取引量が減る
取引の流動性が失われてしまうので、変動スプレッドを採用している業者は続々とスプレッドを広げはじめます。
固定スプレッドの方が相対的に狭くなる!
一方、固定スプレッドを採用している業者はただその状況を傍観しているだけ。スプレッドは「固定」なので、取引量が減ってきたからといってスプレッドを操作してスプレッドを広げることはありません。
その結果、固定スプレッド業者のスプレッドが相対的にタイトになるカラクリです。
このように値動きが激しい指標発表時等のトレードを生業にしている方は、固定スプレッドのほうが有利に働きます。また、固定スプレッドは取引コストがあらかじめ確定しているので、きたる指標発表日に備えて計画的に取引することも可能です。
取引時間帯によって変動スプレッドの幅は大きく変わる
FX取引は指標発表などの特別な出来事がない場合でも1日の中で取引量にムラがあり、この取引量のムラが変動スプレッドのFX業者のスプレッドに影響を与えます。
外国為替市場が最も活発な時間帯は、21時~2時
外国為替市場は世界中で開かれています。
ニューヨーク(アメリカ)、ニュージーランド、オーストラリア、東京(日本)、香港、シンガポール、中東、ロシア、ロンドン(イギリス)、、、、、時差の関係でどんどん市場が移っていき実質24時間とまることがありません。
その中でもロンドン・ニューヨーク・東京の市場は【三大外国為替市場】と呼ばれており、ロンドンとニューヨーク市場の取引額は全為替市場の50%を超えています。
画像引用元:為替が動く時間帯について|FX 外為どっとコム
上の取引時間の図のように、両国の為替市場が重なっている日本時間で21時から翌日2時の時間帯が流通量が非常に多く活発に値動きのある時間帯となります。
逆に日本時間の朝7時から9時の間はイギリス・アメリカの為替市場は閉じてしまっている上、世界第3位の為替取引量を誇る日本市場もまだ開いていません。この時間は著しく取引量が低下してしまいます。
取引量に応じてスプレッドも大きく変動する
先ほども申し上げたように、変動スプレッド業者において取引量とスプレッドサイズは反比例します。
日本時間21時から翌日2時までの「ピーク時」には、スプレッドは最小値近くまで縮小。一方で日本時間朝7時から9時の取引量が極端に低下する時間帯にはスプレッドも極端に広がり、固定スプレッド業者のスプレッドをはるかに超えてしまうこともあります。
スプレッド方式⇔メインの取引時間帯
1日の取引時間帯によって「変動スプレッド>固定スプレッド」になるときもあれば「変動スプレッド<固定スプレッド」になるケースも存在します。
このことから、トレーダーにとってお得な行動は2パターン考えられます。
自分の取引する時間帯に有利なスプレッド方式を選ぶ
まず考えられるのは、自分が取引する時間帯により有利なスプレッド方式を選択すること。
つまり、
- 深夜のピーク時に集中的に取引をするのが可能な方→変動スプレッド
- 時間が空いたときにいつでも気軽に取引したい方→固定スプレッド
をそれぞれ選択することが、それぞれのスプレッド方式の恩恵を最大限うけることのできる賢い判断でしょう。
自分が利用しているスプレッド方式が不利な時間帯には取引しない
また、平均的に狭いスプレッドがイイから変動スプレッドを選択していたり、指標取引をメインにしたいから固定スプレッドを選択している方にとっては、自分が選択しているスプレッド方式が不利になる時間帯に取引しないようにするのがオススメです。
例えば、
- 変動スプレッド→取引量の少ない午前中の取引は避ける
- 固定スプレッド→変動スプレッドよりも確実に広いスプレッドを提供している深夜の取引ピーク時の取引は避ける
のように、自分が選択したスプレッド方式に応じて取引量と取引時間をコントロールすることも有効です。
各スプレッド方式オススメの海外FX業者
固定スプレッド方式でオススメの業者はiFOREX
固定スプレッド方式の業者の中でオススメなのはiFOREXです。
20年近く続く老舗ブローカーなので信頼性は折り紙付き。最大レバレッジ400倍で証拠金がなくなるギリギリまでポジションをもてる驚異のロスカットレベル0%を採用している唯一の海外FX業者です。
ロスカットレベル0%なので、固定スプレッドが有利な指標トレードとの相性は抜群!指標発表後の大きな値動きの前に、肝心のポジションが強制決済されてしまう危険性が最も低いのがiFOREXです。
→iForex(アイフォレックス)の良い点・悪い点ハッキリ解説【日本人トレーダーに大人気】
変動スプレッド方式でオススメの海外FX業者はTitanFX
変動スプレッド方式の業者の中でオススメなのはTitanFXです。
LANDFXはなんといっても平均スプレッドが極狭!ドル円、ユーロ円ともに1.0pips前後と海外FX業者の中では断トツで、国内FX業者と比べても遜色ありません。
また約定力にも定評ありなのに加え、最大レバレッジ500倍で追証もありません。
海外FXでハイレバスキャルピングするなら間違いなく極狭スプレッドと高速約定を兼ね備えたTitanFXがオススメです。
自分のトレードに合った適切なスプレッド方式を選択しよう!
スプレッド方式は一長一短なので、自分の取引に適したスプレッド方式を選択することが大切です。
- 普段から低スプレッドでどんどんスキャルピングしていきたい方→変動スプレッド
- 値動きの激しい時を狙って計画的にトレードしたい→固定スプレッド
また、これらに加えて、以下の側面を持ち合わせています。
- 深夜の取引ピーク時は変動スプレッドが優秀
- 午前中の取引が少ない時間帯は固定スプレッドの方がマシ
平均してスプレッドが狭い変動スプレッドの方に目がいきがちですが、固定スプレッドにも十分利用価値があります。それぞれのメリットと自分の取引スタイル・取引時間に応じてスプレッド方式を選択するようにしましょう。
固定スプレッドと変動スプレッドの口座をそれぞれ用意して取引に応じて使い分けてみるのも1つの手です。
口座名 | 最大レバレッジ | 日本語サポート | ドル/円スプレッド | 最小取引単価 |
---|---|---|---|---|
888倍 | ◎ | 1.0pips~ | 100通貨 |
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