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口座通貨は円建て・ドル建て・ユーロ建てどれを選ぶべき?違いやおすすめを解説!

海外FXでは口座の基本通貨を選択できる

国内FX業者では、口座通貨は円建て一択ですが、海外FX口座を開設する際は【円・ドル・ユーロ】などの外貨で基本通貨を選ぶことができます。
(例えばXMでは、JPY, USD, EUR,GBP, CHF, AUD,HUF, PLN, RUBから口座の基本通貨を選択可能です。)

 

口座開設の際に、一体どの口座通貨で選べばいいのか迷ったことはないでしょうか。

そこで今回は、円建て口座と外貨建て(ドル建て)口座の特徴や違いについてまとめてみました。

円建て口座と外貨建て(ドル建て)口座の違い

円建て口座は為替の影響を受けない

円口座なら為替相場の影響を受けない

円建て口座は為替の影響を一切受けず、国内FX業者と変わらないカタチでそのまま円で取引することができます。

もちろん取引ツール(MT4やcTraderなど)の表示も円表示、口座残高も日本円表示なので、違和感なく取引できるでしょう。

また、円口座だと、国内銀行送金による入金も対応できます。

 

円建て口座のデメリットはほとんどないですが、強いて言うならレートが円安方向に下がると円の価値が下がることくらいです。

ただしこれは円を持っている全ての人に当てはまることで、日本に住んでおり円を中心に生活している場合、それほど気にすることはないでしょう。

 

外貨建て(ドル建て)口座は為替の影響を受ける

外貨建て口座の場合、為替の影響をモロに受けます
これはレートによっては得することも損することもあります。

 

ドル建ての場合を例に挙げて解説します。

ドル建てというのは、FX取引で例えると1倍のレバレッジでドルを買った=円をドルに両替した状態と同じです。
(なので、為替=ドル円レートの影響を受ける。)

 

入金時よりも出金時に円安の場合は利益がでる

外貨建て口座はトレードなしでも円安になれば利益が生じる

ドル円レートが100円のときに10万円入金した場合、口座には1,000ドル反映されます。(10万円÷100円=1,000ドル)

ここで、1か月後にドル円レートが110円(円安)になったとします。

口座にある1000ドルを出金すると、1000ドル×110円=11万円になって手元に戻ってきます。
つまりなにもトレードをせずとも、11万円-10万円=1万円が利益となります。

 

入金時よりも出金時に円高の場合は損する

外貨建て口座はトレードなしでも円高になれば損失が生じる

ドル円レートが100円のときに10万円入金した場合、口座には1,000ドル反映されます。

1か月後にドル円レートが90円(円高)になったとします。

口座にある1000ドルを出金すると、1000ドル×90円=9万円になって手元に戻ってきます。
つまり9万円-10万円=-1万円損することになります。

 

これはその他通貨(ユーロ・オージー・ポンド・カナダドル)の場合でも同じです。

外貨の基本通貨が円に対して円安になれば利益が円高になれば損になります

 

外貨建ては出金時に為替手数料がかかってしまうのが最大のデメリット

ドル建て口座は出金時に為替手数料が発生する

外貨建て(ドル建てやユーロ建て)は、国内の円口座に入金する際に、銀行側から為替手数料が取られてしまうのが大きなデメリットです。

銀行側で取られる1通貨あたりの為替手数料一覧

銀行名 ドル→円
為替手数料
ユーロ→円
為替手数料
ポンド→円
為替手数料
オージー→円
為替手数料
三井住友銀行 ネットバンク:0.5円
店頭:1円
ネットバンク:0.7円
店頭:1.4円
ネットバンク:2円
店頭:4円
ネットバンク:1.25円
店頭:2.5円
みずほ銀行 0.4円~1円 0.6円~1.5円 1.6円~4円 1円~2.5円
三菱東京UFJ銀行 ネットバンク:0.25円
店頭:1円
ネットバンク:0.25円
店頭:1.5円
ネットバンク:0.5円
店頭:4円
ネットバンク:0.5円
店頭:2円
りそな銀行 0.5円 1.5円 2.55円
住信SBI銀行 0.15円 0.15円 0.40円 0.30円
楽天銀行 0.25円 0.25円 0.45円 0.45円
ジャパンネット銀行 0.05円 0.14円 0.30円 0.30円

表を見ていただければわかるように、ネットバンク系はそれほど手数料はかからないですが、メガバンクは手数料が高いですね。

例えばドル円のレートが100円の場合、1000ドルを出金するとします。
為替手数料が1ドルあたり1円だと、1000ドル×1円で1,000円の手数料が発生する計算です。

 

円建て口座と外貨建て(ドル建て)口座結局どっちがいいの?

 特別な事情がない限り円建て口座を選ぶのがおすすめ

特別な事情がない限り円建て口座がおすすめ

管理人は円建て口座のほうがメリットが大きいと思っています。
特別な理由がない限りは円建て口座を開設するのがおすすめです。

円建て口座のメリット

  • 為替レートの影響を受けない
  • なじみある残高表示で取引できる
  • 為替手数料がかからない
  • 国内銀行送金に対応している

数年前までは円建てに対応していない海外FX口座もありましたが、今ではほとんどの海外FX業者が円建てに対応しています。

 

外貨建て(ドル建て)口座がおすすめな人

逆に外貨建て(ドル建て)がおすすな人は以下の通り。

  • 長期で円安方向に流れると踏んでいる
  • 外貨預金をしている
  • 海外在住でそのまま外貨を使いたい

まず、ファンダメンタルズ分析で長期的に見て円安方向にチャートが動くと判断している方には、外貨建て口座にはメリットがあります
ちなみに口座に入れる資金が大きければ大きいほど、口座基本通貨が与えるインパクトも大きくなるので、慎重に選びましょう。

また、外貨預金をしている人は、為替手数料なしでそのまま預金できるので外貨建て口座を検討しても良いでしょう。







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