いよいよギリシャがデフォルトか!?為替への影響はどうなる?日本への影響は?
2015年、ギリシャのデフォルトの危機がいよいよ大詰めになってきました。
目次
現在のギリシャ問題の段階は最終局面に
もはや借金まみれとなり破綻寸前のギリシャ政府。
そもそもギリシャは
- 借金は返せない
- 国に金がないから追加で金を貸してくれ
- EUの再建案は、ギリシャ側としては痛みを伴いすぎるから勘弁してくれ
というスタンスを貫き通してきました。
『国としての赤字体質は変えないし、借金を返せる見込みもないけど、もっとお金を援助してくれ!』とものすごくわがままなわけです。
現在のギリシャの財政は非常に困窮しており、借金を借り続けてなんとか国家を維持できているレベルです。
続々と迫っている債務返済の期限が迫っても、その借金を返す目途は一切たっていません。
このギリシャ問題を根本的に解決するには、『ギリシャが財政赤字削減に取り組む必要』があります。
そこでEU側(支援側)が提示した財政赤字削減のための再建案が
- 年金給付削減
- 最低賃金引き下げ
- 雇用削減を伴う国有資産売却
など、ギリシャの国民に痛みを伴う措置でした。
この再建案にギリシャが同意することを条件に支援を続ける、というのがEU側(支援側)のスタンスです。
仮にこの再建案に同意するならば、支援期限を11月の末まで延長したうえ155億ユーロ(約2兆1400億円)の支援実施を提案しています。
2010年ごろからこの提案をギリシャ側はのらりくらりと拒否し続け現在に至るわけですが、ついにしびれを切らしたEU側が2015年の6月27日に行われたユーロ外務相会合で、ギリシャ支援の延長の打ち切りを決定しました。
ギリシャ側は、EUの金融支援の条件として提示した、上記の再建案の是非を問う国民投票を7月5日に行うとして、それまでの支援期限の延長を求めていますがそれをEU側は拒否した。というのが現在のギリシャ問題の段階です。
なぜ、ギリシャ危機がここに来て再燃しているのか。
再建案に合意しない場合の債務返済スケジュール
- 2015年6月30日・・・IMFへの返済15億ユーロ(約2000億円)
- 2015年7月・・・IMFへの返済4.7億ユーロ、ECB保有のギリシャ国債の返還35億ユーロ
- 2015年8月・・・IMFへの返済1.8億ユーロ、ECB保有のギリシャ国債の返還32億ユーロ
上記のように債務返済期限が続々と迫っており、ギリシャは資金が枯渇しているので、6月30日の15億ユーロ返済の時点で債務が払えないことが確実とされているからです。
ECB側としては、月末の支払いをギリシャが行わない場合、猶予を設けたり返済を延期することなく、7月1日の時点でデフォルトに相当すると発言しています。
ただし、国民投票を控えていることもあり、デフォルトの認定がどの段階で行われるかは不明です。
為替への影響はどうなる?
6月27日のユーロ県外務相会合決裂の為替に与えた影響というのは非常に大きなものでユーロ絡みの相場は大きく窓を開けてスタートしました。
ユーロ円チャート
ドル円チャート
ユーロドルチャート
ユーロ売り・円買いの流れがあり、一番大きく動いたのはユーロ円で、4円以上の窓を開けて下落しました。
アナリストの間ではギリシャ問題は今までどこかで合意に至る見方が強まっていたため、ギリシャのデフォルトが現実的になった今、為替に与えるインパクトは非常に大きいことが予測されます。
結局は、ギリシャ側が譲歩して、最終的に事態が収束に向かう可能性が高いというのがマーケット参加者のコンセンサスとなりつつあります。
ギリシャデフォルト後の為替の予測をするのは困難
この記事のタイトルからこのようなことを言うのは忍びないですが、
【ギリシャがデフォルトを起こすと為替がどのように動くのか】は識者によって意見が分かれており、判断するのは難しいようです。
というのも、今回のギリシャデフォルト危機は、2010年から続いており様々な思惑が複雑に絡まりあっているからです。
ギリシャはEUにとってお荷物なので、ギリシャがEUを抜けることは好感され、ユーロが買われるという意見もあれば、ゴールドマンサックスのレポートでは、ギリシャがデフォルトに陥れば合計1000pipsの下落を予想していたりと、様々。
ギリシャのデフォルトは織り込み済み?
予測の判断基準としてあげられるのが【ギリシャのデフォルトがマーケットに織り込み済みなのか否か】です。
もし織り込み済みであれば、ユーロは売られずに逆に上昇する可能性もあります。
反対に織り込み済みでなければ、ゴールドマンサックスのレポート通り、ユーロが激しく売りこまれ1000pips以上の下落が起こる可能性もあります。
デフォルトしない可能性も。
土壇場でEU側がギリシャの国民投票の結果を待つことに決める、という選択肢も考えられます。そして国民投票の結果、EUからの再建案、条件を全面的に飲む可能性もあります。
この場合は、市場ではビッグサプライズとなりユーロが大きく買われることになるでしょう。
日本経済、株価・日本の市場への影響は?
ギリシャデフォルトによってユーロに影響を受けることは確実なので、日本経済にも影響があるとされています。
しかし、ギリシャが破綻したことによる日本経済への影響は限定的という見方が強いです。
ただし、一時的であれ株価・日本の市場への影響は大きいと予想されています。仮にギリシャが破綻し、ユーロが危機に陥ると、資金がユーロから円に変えられます。(有事の円買い)
結果円高になり、円安で恩恵を受けていた企業の株価が下がるなどの影響はあるでしょう。
とにかく為替市場が大きく動くことは間違いない
個人的には仮にデフォルトが起きると、一時的であれ素直にユーロ売り、円高になり、ギリシャ支援延長が決定されると、ユーロ買いの流れになるだろうと予測していますが、様々なシナリオが考えられどのシナリオが起こるかは誰にも予想できません。
ただ、一つ確実に言えることは、今回のギリシャデフォルト問題は、【ギリシャがデフォルトしてもしなくても為替相場は大きく動くだろう】ということ。
このような為替市場、株式市場が動揺する出来事ではどのような結果になっても大きく動く、というのが通例です。
乱高下するだけかもしれませんし、方向性がでて大きく振れるかもしれません。
国内のFX口座でポジションを持っているのは危険?
今回のギリシャデフォルト問題で相場はスイスフランショックのように歴史的な動きを見せるかもしれません。
【参考:わずか5分で1600pips動いたスイスフランショック】
スイスフランショックではユーロスイス通貨がわずか5分で1600pips、20分で2700pipsの下落を見せました。
その間、多くのFX会社のサーバーは固まってしまいロスカットも間に合わず、追証請求も大量に発生する事態になりました。国内FX業者はすべて追証請求がありますから、マイナスになった口座の金額をFX業者に収める必要があります。
もちろん、大きく動く際にはポジション自体を全てクローズしていればいいのですが、それがいつ動き出すかは誰にも予測できません。
相場の動き方やポジションのロット数によっては数百万円~数千万円の追証が発生する可能性もあります。
海外FX口座をつかってみるという選択肢
ボラリティが大きい相場では、スキャルピングトレードで利益が出しやすくトレーダーにとってチャンスとも言えます。
そんなときには、海外FX口座を使ってみるのも一つの手かもしれません。
海外FX口座の多くは追証なしのゼロカットを採用していますので、投資金以上の損失もありませんし、最大レバレッジ400倍以上でポジションをとることができます。
管理人が実際に利用しているのがXMという海外FX業者で、
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と敷居が低いので一発狙いで口座開設してみてもいいのではないでしょうか。
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