海外FX業者でビットコイン取引するのはアリ?FX海外口座と仮想通貨の相性について
「海外FX×ビットコイン」の相性について8つの強み・弱みで解説
今世界中のトレーダーから熱い眼差しを集めているのが、ビットコインを初めとした仮想通貨。
人気に後押しされて、取引に対応している海外FX業者が増えてきました。
しかし管理人の考えとして現時点2018年1月現在では「わざわざ海外FX業者を利用して仮想通貨の取引をすることはないかな…」と考えています。
デメリットとしては特に取引手数料が高すぎるのが致命的。
国内の取引所と比べると、業者によっては10倍以上の手数料(スプレッド)がかかります。
また海外FX業者はヘンに仮想通貨に対しては保守的で「最大レバレッジが~10倍」「エントリー枚数が制限されている」というのもネックです。
ただ「海外FXでのビットコイン(仮想通貨)取引に全くメリットがない」というわけではありません。
- 取引資金が数万円しかないから、ボーナスで資金を増やしたい
- 万が一大暴落した時に備えて、借金を背負うリスク0で取引したい
この2パターンに当てはまる方は、前向きに海外FXでのビットコイン取引を検討してみてもいいでしょう。
以上の点を踏まえて、最後まで読み進めていただければと思います。
→ビットコイン(仮想通貨)を取り扱っている海外FX業者を先にチェック!
(※タップ・クリックでスクロールします。)
目次
海外FX業者×ビットコイン(仮想通貨)取引するデメリット5つ
スプレッド(取引手数料)のコストが高い
海外FX業者を利用したビットコイン取引で1番ネックなのがスプレッド(取引手数料)。
冒頭でも触れましたが、国内の取引所と比べると10倍近くの手数料がかかります。
【ビットコイン(BTC/USD)の手数料比較】
※0.1BTC(約17万円相当、2018年1月現在)でエントリーした場合で比較
業者名 | 取引手数料(スプレッド) |
---|---|
XM (海外FX) |
50ドル(約5,500円) |
iFOREX (海外FX) |
170ドル(約18,700円) |
BigBoss (海外FX) |
約50ドル(約5,500円) |
bitflyer (国内取引所) |
約680円 |
QUOINEX (国内取引所) |
約850円 |
coincheck (国内取引所) |
約680円 |
Zaif (国内取引所) |
約1,190円 |
現状ビットコインを初めとした仮想通貨はスイングが主流なので、スプレッドが発生するタイミングは少ないです。
ただ「取引コスト=ムダなお金」が10倍近くもかかるのは、明らかにデメリットだといえます。
レバレッジは2倍~10倍程度。国内取引所よりも多くの証拠金が必要
海外FXといえば「ハイレバレッジ」という印象が強いですが、こと仮想通貨取引ではFX通貨ペアのような数百倍のレバレッジでエントリーできません。
業者によっては、エントリーするのに国内取引所以上の証拠金が必要になってくるところもあります。
業者名 | 最大レバレッジ | 必要証拠金 |
---|---|---|
XM (海外FX) |
2倍 | エントリー枚数の50% |
iFOREX (海外FX) |
10倍 | エントリー枚数の10% |
BigBoss (海外FX) |
10倍 | エントリー枚数の10% |
bitflyer (国内取引所) |
15倍 | エントリー枚数の役6.67% |
QUOINEX (国内取引所) |
25倍 | エントリー枚数の4% |
coincheck (国内取引所) |
5倍 | エントリー枚数の20% |
Zaif (国内取引所) |
7.77倍 | エントリー枚数の約12% |
国内取引所と比べて著しく資金効率が悪いというわけではありませんが、ビットコイン(仮想通貨)取引においては「海外FX=ハイレバ」というイメージは捨ててください。
土日に取引できない場合がある
海外FX業者のビットコイン取引可能時間はFX通貨ペアと同じで原則平日のみ。
土日・祝日はエントリーはおろか決済もできません。
※後述していますが、iFOREXという海外FX業者だけ例外として土日・祝日の取引に対応しています。(日曜の12:15~16:15は除く)
クロス円のペアに対応していない場合がある
海外FX業者で仮想通貨の取引をするには、ドル建てがメインになります。(※2018年1月現在)
円口座で取引する場合は、円をドルに換算して「どのくらい取引するか」決めないといけないので、直感的に取引できません。
※後述していますが、iFOREXという海外FX業者は唯一クロス円の仮想通貨取引に対応しています。
保有できるビットコインの枚数に制限がある
海外FX業者では「自分が取引したい分だけ取引する」ことはできません。
各海外FX業者は取引の枚数に上限を設置しています。
【海外FX業者のビットコイン取引上限一覧】
業者名 | 取引単位 | 枚数上限 |
---|---|---|
XM | 1lot=1BTC | 3lot |
iFOREX | 1lot=1BTC | 1lot |
BigBoss | 1lot=1BTC | 0.1lot |
2018年現在で1lot(=1BTC=170万円)なので、そこまで上限がキツいわけではありませんが「仮想通貨をたくさん買っておきたい」という人は息苦しく感じてしまうでしょう。
海外FX業者でビットコイン(仮想通貨)取引するメリット3つ
追証なしゼロカットシステム採用で、絶対に入金額以上負けない
FX取引同様に海外FXではビットコイン取引にも追証なしのゼロカットシステムが採用されています。
口座残高がどれだけマイナスになっても「追加で証拠金を入金してくれ」と言ってこないので、入金額以上負けるリスクは0です。
たとえばレバレッジ5倍で1BTC(150万円)のロングポジションを持っている場合、一瞬で50万円まで急落すれば単純計算で口座残高はマイナス70万円。
国内取引所で取引していたら、マイナス分は全額補てんしないといけません。
もちろん大暴落することはめったにないと思いますが、国内取引所でビットコインの証拠金取引をしてしまうと、入金額を超える損失を背負ってしまう恐れがあります。
(関連①:FX海外口座では追証なしのゼロカットシステム)
(関連②:追証なしでビットコイン・仮想通貨を取引したい!ゼロカット採用の2社を徹底比較!)
業者によってはボーナス対応 入金額の2倍の証拠金で取引OK
これは国内の取引所にはない海外FX業者の強み。
入金に対してボーナスを提供している海外FX業者を利用すれば、最大で2倍の資金でエントリーできます。
【入金ボーナスありの仮想通貨取引対応業者】
業者名 | ボーナス詳細 |
---|---|
XM | 100%入金ボーナス |
iFOREX | 100%入金ボーナス |
「仮想通貨の取引してみたいけど、軍資金がちょっと…」という方は、ボーナス目当てで海外FX業者を利用してみるのもアリです。
FX取引のプラットホーム(MT4/MT5)で取引できる
すでに海外FXで取引経験がある方にとって、これはメリット。
取引プラットホームが同じなので、今まで通りFX通貨ペアと同じ要領で取引できます。
わざわざ目新しいプラットホームを前に四苦八苦することはありません。
資金を管理するアカウントも一元化されているので、仮想通貨対応の海外FX業者に口座を持っている人は今余っているクレジットを証拠金にして取引できます。
海外FXでのビットコイン(仮想通貨)取引のデメリット・メリットまとめ
ここまで解説してきた海外FX業者でのビットコイン(仮想通貨取引)のメリット・デメリットをまとめました。
【デメリット】
- スプレッド(手数料)が国内取引所の10倍以上かかる場合アリ
- レバレッジは最大でも10倍、小さいところだと2倍
- 土日に取引できない場合がある
- クロス円の通貨ペアに対応していない場合がある
- 保有できる枚数に制限がある
【メリット】
- 追証なしだから絶対に入金額以上負けない
- ボーナスがもらえるから入金額の2倍の証拠金で取引できる
- FX取引のプラットホーム(MT4/MT5)で取引できる
国内取引所よりも魅力が乏しいのが現状の海外FXでのビットコイン・仮想通貨取引。
スプレッドがかなり広めなのはもちろん、レバレッジや取引時間、取引制限などをみると取引の自由度が落ちてしまうのがわかります。
- バカ高い手数料を払うのは論外
- できるだけ資金効率がいい業者を利用したい
- 枚数や時間の制限なしで自由に取引したい
このような人はわざわざ海外FX業者を通じて取引する必要はないでしょう。
一方で海外FX業者に利用価値があるとすれば「追証なし」と「ボーナス」の2点。
- 現在国内取引所で証拠金取引している人
→万が一の急暴落に備えて追証なしの海外FXに乗り換えておく - ビットコインや仮想通貨取引を初めたいけど資金が乏しい人
→2倍の証拠金でエントリできる海外FXを利用する
この2パターンに当てはまるなら海外FX業者の利用も視野に入れてみてください。
ビットコイン(仮想通貨)取引に対応している海外FX業者
以下ビットコイン(仮想通貨)の取引に対応している海外FX業者の取引条件一覧です。
↓業者名をタップ・クリックでスクロールします↓
業者名 | 最大レバレッジ | スプレッド (ビットコイン) |
ボーナス対応 | 取扱銘柄数 | クロス円の通貨ペア | 土日取引 |
---|---|---|---|---|---|---|
iFOREX | 10倍 | 70ドル(約18,700円) | 100%入金ボーナス | 14種類 | あり | 可 |
XM | 2倍 | 50ドル(約5,500円) | 100%入金ボーナス | 5種類 | なし | 不可 |
BIGBOSS | 5倍 | 50ドル(約5,500円) | なし | 1種類 | なし | 不可 |
1業者ずつおすすめ順に紹介していきます。
iFOREX(海外FX業者の中では1番おすすめ)
最大レバレッジ | 10倍 |
---|---|
スプレッド(ビットコイン) | 170ドル(約18,700円) |
ボーナス対応 | 100%入金ボーナス対応 |
追証 | なし(ゼロカット) |
最大取引可能枚数 | 1lot ※ビットコインの場合は1BTC |
最小取引単位 | 0.1lot ※ビットコインの場合は0.1BTC |
取扱銘柄数 | 14種類 |
クロス円の通貨ペア | あり |
土日の取引 | 可能 ※日曜の12:15~16:15までは休止 |
海外FX業者の中で1番取引条件がいいのがiFOREX。
手数料が他の業者の3倍近く以上かかるのはネックですが、仮想通貨の品揃えが1番多くて唯一クロス円の通貨ペアも取引OK。
「最大レバレッジ10倍×100%入金ボーナス」のあわせ技で、資金が乏しい人でもガッツリエントリーして取引できます。
※0.1BTC(17万円相当)でエントリーするのに、約8,500円の証拠金があればOK。
本人確認書類などの書類提出なしで口座開設・取引できるので、早ければ今日中・遅くても明日中には取引スタートできます。
iFOREXの口座開設はこちら
⇨iFOREXの公式サイト
XM(レバレッジ倍率は低いが、100%入金ボーナスに対応)
最大レバレッジ | 2倍 |
---|---|
スプレッド(ビットコイン) | 50ドル(約5,500円) |
ボーナス対応 | 100%入金ボーナス対応 |
追証 | なし(ゼロカット) |
最大取引可能枚数 | 1lot ※ビットコインの場合は1BTC |
最小取引単位 | 0.1lot ※ビットコインの場合は0.1BTC |
取扱銘柄数 | 5種類 |
クロス円の通貨ペア | なし |
土日の取引 | 不可 |
最大レバレッジはiFOREXに劣るものの、スプレッドの狭さはXMに軍配。
iFOREX同様に証拠金が2倍になる100%入金ボーナスに対応しているのもポイントです。
「ボーナスで証拠金を増やしたい。でも取引手数料もできるだけ安い方がいい。」という人はXMを利用してみましょう。
もちろん上述したiFOREXと同時に口座を開設して「海外FXでボーナスをもらえるだけもらい尽くす」というのもアリです。
XMの口座開設はこちら
⇨XMの公式サイト
XMの口座開設方法については下記のページで詳しく解説しています。
→XMの口座開設方法
(関連:XM(エックスエム)の評判・追証・特徴)
BigBoss(いち早くビットコイン取引に対応した業者)
最大レバレッジ | 5倍 |
---|---|
スプレッド(ビットコイン) | 50ドル(約5,500円) |
ボーナス対応 | なし |
追証 | なし(ゼロカット) |
最大取引可能枚数 | 0.1lot ※ビットコインの場合は0.1BTC |
最小取引単位 | 0.01lot ※ビットコインの場合は0.01BTC |
取扱銘柄数 | 1種類(BTC/USDのみ) |
クロス円の通貨ペア | あり |
海外FX業者の中でいち早くビットコイン取引に対応したものの、取引環境は”可もなく不可もなく“なのがBigBoss。
ビットコインのスプレッドは海外FX随一の狭さですが、ボーナスに対応していないのがネックです。
ただ口座は書類不要で3分もあれば開設できるので「急ぎで取引したい!」という人は、上述したiFOREXと並行して手続きを進めておくといいでしょう。
BigBossの口座開設はこちら
⇨BigBossの公式サイト
海外FXでのビットコイン取引に対する管理人の総評【今後の展望も】
現状ではメリットよりもデメリットの方が多い海外FX業者でのビットコイン(仮想通貨取引)。
手数料がかなり高めなのは置いといて、管理人的には海外FX業者が軒並み仮想通貨の取引に対して保守的な姿勢をみせているのが気になります。
最大レバレッジが小さかったり、取引枚数に上限が決められてたりするのは、仮想通貨のリスクに神経質になっているいい例です。
海外FXに「国内業者では味えないようなハラハラ・ドキドキの取引」を求めているトレーダーは、この記事を読んで拍子抜けしてしまったことでしょう。
(ちなみに管理人も海外FXの仮想通貨取引に拍子抜けしている一人。現在は国内の某取引所を利用している。)
ただ海外FX業者が現状の”しょうもない取引環境”で終わるとは考えにくいです。
仮想通貨のボラティリティが下がれば、FX通貨ペアやCFD商品同様、取引環境をアップグレードしてくれるに違いありません。
すこし歯切れが悪いですが「海外FXでのビットコイン・仮想通貨取引は今後に期待」ということで、今回は幕引きしたいと思います。
※海外FXでの仮想通貨取引に新しい情報が入り次第、当ページで追記していきます。
口座名 | 最大レバレッジ | 日本語サポート | ドル/円スプレッド | 最小取引単価 |
---|---|---|---|---|
888倍 | ◎ | 1.0pips~ | 100通貨 |
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