Twitterで話題のFXSuitの評判！管理人が辛口でぶった切ってみた

最近Twitterで話題になっているFXSuit。

2019年より運営が開始された超新興業者ですが、Twitterで著名なFXトレーダーの方々がこぞって「メイン口座として利用している」と仰っており、話題になっている格好です。

中でも「＠saekinoma」氏が推奨するスワップを利用した必勝法が話題。

FXSuitでドル円売り(ドル売り円買い)・ユーロ円買い(ユーロ買い円売り)・ユーロドル売り(ユーロ売りドル買い)でポジションを持つと、各通貨が相殺されるためチャートの値動きを気にする必要がなく、スワップで稼げるというものです。

この3通貨ペアのスワップは、ドル円売り+8.6$、ユーロ円買い±0$、ユーロドル売り-3.842$となるため、合算すると+4.758$で確実に利益が出ます。

確かにこの発想は凄いですし、実際にスワップポイントは各業者で設定が違うためこの手法はFXSuitでしかできません。

(この手法については「【衝撃】究極のスワップ取引が公開」のブログがわかりやすかったです)

 

しかし管理人はFXSuitの利用をオススメしません。

明らかにグレーな部分が見受けられ、現状”クリーン”な業者とは思えなかったからです。

もしFXSuitの利用を考えている方は、まず本記事を参考にしてください。
その上で口座開設をするのであれば、自己責任でお願いします。

→FXSuitの公式HPはこちら

FXSuitをオススメしない2つの理由

金融ライセンス未所持の完全無登録業者の可能性が高い

FXSuitはどこの国の金融ライセンスも所持していない”完全無登録業者”の可能性がかなり高いです。

公式HPには「Salvex Limitedはバミューダに認可されている企業であり、認可番号は53275です。」という、いかにも金融ライセンスを持っているような記載があります。
(※Salvax LimitedはFXSuitの運営元)

しかし実際にバミューダライセンス(BMA)の登録企業を調べましたが、Salvex Limitedは登録されていませんでした。

 

では認可番号53275は何なのかというと、ただの法人登録番号。

会社を設立した際に割り当てられる番号で、ただ単に「バミューダに法人をつくっていますよ」という証明になっているだけです。

つまり、現状FXSuitはどこの規制も受けずに、FXSuitの上層部が好きなように運営できる業者ということ。

FXSuitを利用するのは「無免許運転のドライバーの車に乗り込むようなもの」なので、それで事故(理不尽な出金拒否・詐欺行為)があっても”自己責任”となってしまいます。

 

グループ会社がSCAM認定を受けている

FXSuitを運営しているSalvex LimitedはFXPaceというFX業者も運営しています。

このFXPaceが世界最大の口コミサイトForexPeaceArmyでSCAM(詐欺)認定を受けているんですね。

同じ運営元の業者がSCAM認定を受けている時点でFXSuitの信頼性にも疑問符がつきます。

 

またSalvex Limitedは詐欺業者として名高いIronFXと関りがある可能性があります。

実はFXPaceはIronFXの運営元であるNotescoという企業と合同でSalvex Limitedが運営しているわけです。

IronFXのような詐欺業者の運営元と繋がっている以上、Salvex Limitedは決して信頼できる運営元ではないでしょう。

 

口座開設から半年経たないと出金できない

おかしなことにFXSuitの公式HPには入出金に関する情報がありません。

どこかに情報はないかと探ったところ、Twitterで以下のツイートを発見しました。

②FXSuit社に直接問い合わせたところ、出金は入金後半年以上経過かつ、取引がない場合は出金手数料30%がかかるとのこと。
また、入金は5万1円以下だと980円の入金手数料が取られる。
これは、社内規程のため法的文書には記載していない。

— さっち🥚 (@sacchi_aym) 2019年6月26日

とりあえず入出金方法は置いておいて、

• 口座から資金を出金できるのは”入金してから半年後”
• 出金時に出金手数料が30%取られる

という信じられない内容です。

完全無登録の可能性が極めて高い業者に、半年間も資金を拘束されるのはかなりきついです。

最悪半年間で資金を集めて、そのまま倒産→顧客資産持ち逃げのフルコンボを食らわされる可能性もありますからね。

 

仮に半年後に出金できたとしても、出金手数料30％は高すぎます。

100万円出金したら、無条件で70万円になってしまうのはありえません。

冒頭で軽く紹介した「スワップを利用した必勝法」を利用していたとしても、流石に30％手数料で取られるのはないですね…。

 

FXSuitの特徴8つ

上述してきた通り、管理人としてはFXSuitの利用は業者の信頼性が低い点からオススメしません。

しかしリスクを容認して”自己責任”で口座開設しようと考えている方のためにスペックを記載しておきます。

最大レバレッジ500倍×追証なし

FXSuitの最大レバレッジは500倍。

国内FX業者の最大レバレッジ25倍の20分の1の証拠金で、同等のポジションが取れます。

国内であれば日数十円程度しか稼げないスワップを利用した必勝法が成り立っているのも、この最大レバレッジ500倍のおかげです。

 

また追証なしのゼロカットシステムも採用。

ゼロカットシステムのおかげで、仮に口座残高がマイナスになってもマイナス分を帳消しにしてもらえます。

つまりFXSuitの取引では、”口座に入っているお金”以上の損失は生まれません。
リスクが限定された環境で取引できます。

 

スプレッドが広いのでスキャルピングには不向き

正直FXSuitのスプレッドは正直狭くありません。

海外FX業者の中でも並~広いレベルです。

通貨ペア	FXSuit スタンダード口座	FXSuit オールゼロ口座	TitanFX ゼロスプレッド口座	XM スタンダード口座
取引手数料	無料	往復1.4pips/lot	往復0.7pips/lot	無料
USD/JPY	1.81pips	1.52pips (0.12pips)	1.03pips (0.33pips)	1.6pips
EUR/JPY	1.95pips	1.64pips (0.24pips)	1.44pips (0.74pips)	2.6pips
GBP/JPY	2.29pips	2.07pips (0.67pips)	2.15pips (1.45pips)	3.5pips
AUD/JPY	3.27pips	1.65pips (0.25pips)	1.82pips (1.12pips)	3.0pips
EUR/USD	1.80pips	1.49pips (0.09pips)	0.90pips (0.20pips)	1.6pips
GBP/USD	2.02pips	1.78pips (0.38pips)	1.27pips (0.57pips)	2.3pips
AUD/USD	1.85pips	1.56pips (0.16pips)	1.22pips (0.52pips)	1.8pips

(※)FXSuitのオールゼロ口座・TitanFXのブレード口座は「平均スプレッド＋取引手数料」の合計値を記載。スプレッドのみの数値はカッコ内に記載。

FXSuitもオールゼロ口座ならば生のスプレッド(インターバンクから引っ張ってきた生のレートのこと)は狭いのですが、いかんせん取引手数料が高すぎます。

TitanFXの倍の手数料がかかりますからね。

せっかく生のスプレッドが狭いのにかなりもったいないです。

0.1pipsでもスプレッドにこだわるべきスキャルピングトレーダーは、TitanFXのようにスプレッドにガチガチ特化した業者のほうがオススメです。

(今後FXSuitの取引手数料がTitanFX並に安くなれば、スキャルピング用口座として利用価値はでてきますが…)

 

 

DD業者の可能性が高い

FXSuitはDD業者の可能性が高いです。

公式HPを見ると、「効率と効果を最大限上げるために、取引プロセスのあらゆる側面を自動化し、手動操作を最小限に抑えています。」という記載がありますが、この“手動操作”こそディーラーの介入のこと。

トレーダーとインターバンクの間にディーラーが介入し、トレーダーの注文を流すか呑むか決めます。

ディーラーが注文を呑むとトレーダーと利益が相反するため、故意に負けさせられる可能性もあるわけですね。

DD業者だと常に”注文を呑まれるかもしれない…”という疑心の中取引しなければなりません。

 

取引可能な金融商品が豊富

FXSuitは取り扱いのある金融商品が多いです。

• FX通貨ペア82種類
• 貴金属6種
• スポット指数とコモディティ15種
• 先物25種
• 株式125種
• 暗号通貨9種

この豊富な品ぞろえは海外FX業者の中でもトップクラス。

国内業者のようにCFD用に新しく口座をつくらなくとも、1つの口座ですべての商品を取引できます。

またFX通貨ペアのみならず、ボラの激しいCFD商品も追証なしで取引できるのもポイントです。

 

ボーナスキャンペーン一切なし

FXSuitではボーナスキャンペーンが一切ありません。

なので完全自己資本での勝負になります。

「あまり証拠金を用意できない」
「ボーナスでドカンと証拠金を増やして取引したい」

という方はボーナスキャンペーンを開催している業者がオススメです。

 

最低入金額が50,000円と高額

FXSuitの最低入金額は50,000円から。

数千円~1万円から入金できる業者も多い中、5万円という設定は高額です。

しかも最低半年は出金できない業者にいきなり50,000円入金するのは勇気がいりますからね。

「最初は少額の入金からはじめたい…」という方は以下の記事を参考に業者を選びましょう。

 

日本語サポートがまだまだ未熟

FXSuitは超新興業者だけあってまだまだ日本語サポートが不十分。

公式HPこそ完全日本語対応ですが、問い合わせ方法はメールしかありません。

まだまだ信頼性が低い業者だからこそ、早急に問い合わせ方法の追加はしてほしいところです。

 

公式HPの情報がかなり少ない

個人的に気になるのが公式HPの情報がかなり少ない部分です。

正直なところ、入出金に関する情報すら記載されていないのはかなり驚きました。
事前にどうやって入金するかわからない業者で口座開設する気になりませんからね。

なかなか公式HPのアップデートまで手を回す余裕がないのかもしれませんが、公式HPは業者の顔。
誰しもが1番初めに閲覧・情報収集する場所です。

なるべく早く公式HPの情報を充実させていかないと、不透明な業者としてユーザーに認識されるため敬遠されやすくなるでしょう。

以上がFXSuitの評判です。

確かに冒頭で紹介したスワップを利用した取引はおいしいと思います。

しかし管理人はどうしてもFXSuitに資金を入金して取引してみる気にはなりませんでした。

• ライセンス未所持の完全無登録業者
• 出金できるのが入金から半年後

上記2つがあまりにもマイナスすぎるポイント。
運営歴が短すぎるため、おいそれと数十万円入金して試してみるにはハードルが高すぎます。

FXSuitを利用するのであれば、あくまでも”なくなっても大丈夫なお金”だけ入金してみるのがオススメですね。
自分の許容範囲を超える入金をするのは今後の動向を見てからでも遅くはないでしょう。

現状はあくまでも口座開設は自己責任でお願いします。

信頼できる海外FX業者を使いたい方は、管理人がオススメする海外FX業者を参考にしてみてください。
どれも実際に利用して、入出金までしているので安心して取引できる業者です。

→管理人オススメの海外FX業者はこちら